【高知県吾川郡いの町】社会福祉法人 伊野福祉会様

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社会福祉法人 伊野福祉会様の場合
グループホームゆとりの里・デイサービス駅前ゆとりあ

入居者様とご家族の笑顔を引き出す照明

 今回は、いの駅前にある「グループホームゆとりの里」と「デイサービス駅前ゆとりあ」の2つの施設が入る3階建てビルの、照明器具LED化をご用命いただきました。
 高齢化が加速する高知県。いの町にお住まいの高齢者の方々が、住み慣れた土地で安心して暮らせるように取り組まれている社会福祉法人 伊野福祉会様。いの町内に、居宅介護支援事業所、グループホーム、小規模機能型居宅介護事業所、デイサービスなど、さまざまな事業を展開されています。


左/グループホームゆとりの里 管理者 水口鈴恵 様
右/デイサービス駅前ゆとりあ 生活相談員 石元愛 様
高知住宅営業課 森裕司

———今回、2階の「グループホームゆとりの里」、3階の「デイサービス駅前ゆとりあ」、そして1階のエントランスホールと、すべての照明器具をLEDに更新されました。こちらはどのような課題があってお取替えに至ったのでしょう?

水口 暗かったんです。「グループホームゆとりの里」は、北側にひまわりユニット、南側にさくらユニットがあり、その中央フロアの照明が暗くて、ご家族からも心配の声が上がっていました。

石元 ビルのエントランスも含め、建物全体が暗く見えていました。外から見ても、運営しているのかどうかわかりづらい印象だったと思います。

———具体的に、どのような更新をされたのでしょう?

森 40Wの蛍光灯をすべて器具一体型のLED照明に変更しました。色温度は変えず、5000Kの昼白色にしましたが、明るさは場所によって1.5倍から2倍になっています。玄関ホールはもともと暗かったので、2倍~3倍の明るさにしました。
 非常階段の非常用照明が故障している器具もあったため、万が一の時にも安全に行動できるよう非常用照明をすべて更新しました。

———照明を一新され、いかがですか?

水口 すごく明るくなりました。同時に内装リフォームを行ったこともあり、エレベーターを降りた時の印象が全然違います。ご利用者の家族の方にも「良くなったね」と言っていただいています。職員や利用者さんの表情も明るくなりました。

石元 利用者さんの顔色もわかりやすいですし、書き物をする時にも文字が見えやすくなりました。外から見ても、明るくハツラツとした印象になりました。

———利用者さんの感想はいかがですか?

水口 明るくなってよかったと、みなさん喜んでおられます。「グループホームゆとりの里」の照明は色や明るさを変えられるので、入居者が安心できるように職員が調整しています。さくらユニットは明るい色を、ひまわりユニットのみなさんは少し明るさを落とした落ち着いた色の明かりを好んでおられます。

———調光タイプをご採用くださったのですね。調光はとても便利ですが、使い方をご存じない入居者様もいらっしゃるかと思います。その点、こちらでは職員の方が居室ごとに調光を設定されているので最適な明るさで過ごされているのですね。

石元 お風呂の照明もブラケットライトも電球色に変えていただきました。あたたかな光に包まれて、「温泉に来たみたい」と喜んでおられます。自分の体が良く見えるそうです。

———職員様のお仕事に関して、効率化できた部分はありますか?

水口 一つのリモコンですべて操作できるのが便利ですね。消灯作業が楽になりました。

石元 切れた電球の交換、発注がなくなりました。高い所だとはしごを持って行って換えなくてはいけなくて、結構大変でした。

———ご負担が軽減され、何よりです。電気代もずいぶん節約できたのではないでしょうか?

石元 以前は、電気代節約のために電球を間引きしていたんです。LEDになって電気代の心配をしなくていいということで、安心して全て点灯しています。

森 全点灯しているにもかかわらず、電気代は一日あたり1,350円安くなっていて、年間約49万円のコスト減になっています。これからは、パーティーなどのイベントは落ち着いた色味の演出で楽しんでもらえればうれしいです。

水口 私たちも気持ちが前向きになりました。施設内の装飾もきれいに見えますし、やりがいを持って働いています。

石元 明るくきれいな施設になったので、ぜひ見学やお試しに来ていただきたいと思います。

———今回は、入居者のみなさまの素敵な笑顔が印象的でした。ありがとうございました。

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社会福祉法人 伊野福祉会

〒781-2128 高知県吾川郡いの町波川560番2

○ インタビュー 宮地電機 / 〇文章 深田美佳 / ○ 写真 釣井泰輔「ツルイスタジオ」 / ○ 取材日 2022.12.07